方丈記を読む
2024年09月24日

内田裕之です。

今、方丈記の原文と現代文訳、解説の掲載された文庫本を読んでいます。

方丈記は高校の時、少しだけ古文の時間で教わりました。
なぜか読み返したくなって、この本を買いました。

昔は徒然草の方が好きでしたが、方丈記の無常の世界が気になりました。
小さなカウンセリングルームですが、どこか庵を持った気持ちと重なったのでしょう。

現代とは平均寿命の異なる時代。
歳を取って感じるものがあります。

カウンセリングの空き時間に少しずつ読んでいます。
おかけで、カウンセリングで受けとめられる幅が広がってきたように感じています。

時代に翻弄される心象風景、現代においても悩みを抱えて来談される方々のお話、どこか通じるものがある気がしています。

小さなカウンセリングルームという庵で私は丁寧にお話を聴いて、来られる皆さんの心の騒ぎを感じています。

読書離れも著しく、増してや古文を読むことなんてあまりないことだと思います。

古今東西、人の苦悩を描いた作品、哲学書、宗教書は多数あります。

どうぞたまにはスマホを置いて、読書もしてみてください。
折しも秋らしくなってきました。
読書の秋、なかなか贅沢な過ごし方だと思います。

漫画も結構。
家にある本を紐解くのも結構。
大き目の本屋さんで探すのも結構。
好きな曲の歌詞を味わうのも結構。

たぶん今年の秋も短く過ぎ去り、寒い冬がやってきます。
今このタイミングで始められるところからでよいと思います。

自分の心に響くことをしていってください。