こんにちは、石郷です。

皆さんは、心理相談室、カウンセリングルームなどの相談機関の名前を聞くと、どのようにイメージされますか？
誰にも話せない悩み事を聞いてもらえる、心の整理ができる、悩み事が解消できるなど、様々な期待を持たれる方もみえると思います。
一方で、不安を持たれる方も見られます。むしろ、不安を持ちながら初めて来談されることの方が多いと感じます。
これは、大きく分けて2つの不安を抱くことがあります。

1つは、自分自身の問題に対する不安です。クライエントさんは問題や悩みも抱えながら、相談室に来られます。そして、自分の悩みが解消されるのかな、この先自分はどうなるのかな、自分は何をすればいいのかな、など自身の悩みに対しての不安があります。

２つは、相談機関に対する不安です。相談機関に限らず、誰しも初めて行く場所には一定の緊張があると思います。知らない場所、慣れていない場所、初めて会う人がいる場所に出向くことは、不安を感じやすいです。特に相談機関へ初めて来談されるとなれば、クライエントさんにとって、話しにくい、誰にも話せないことを語る場所となるため、より不安を感じます。
信用できるかな、頼れるかな、怒られないかな、否定されないかな、笑われないかな、誰かに話されないかな、など様々な不安を抱きます。

このように初めての面接では、大きな2つの悩みを抱えながら、来談されることが多いです。そのため、私たち心理カウンセラーは、守秘義務を守り、不安を抱いて来談されたクライエントさんに寄り添い、語られる話に耳を傾け、一緒に悩み、一緒に感じて、一緒に考えてカウンセリングを行っていきます。

クライエントさんが抱えている問題を面接の場で話すということが、どれだけ不安で、どれだけエネルギーが必要で、どれだけ勇気がいることかを私たちは身をもって知っています。

誰にも話すことができず、悩みを抱え込みながら日々を過ごされている方、岐南カウンセリングルームでお待ちしております。