こんにちは、石郷です。
前回は悩みを抱えた子どもに対しての心理面接をブログに書きました。
今回は親御さんに対しての面接についてお話したいと思います。
親面接とは、問題を抱えた子どもの親に対して、関わり方や対応、そして子どもだけではなく、親自身の悩みなどを含めて、困っていること、分からないことを丁寧に聞き、心理的援助を行います。
子どもの問題とは、例えば不登校、引きこもり、いじめ、学業不振、自傷行為、発達障害、対人関係、家庭でのトラブルなど様々です。その中で、親としてどのような声掛けや接し方をすればよいか、子どもの様子や特性、環境、発達過程などを踏まえて、関わり方や適切な情報を提供します。また、情報提供の中には医療機関や学校での支援、福祉事業など、他機関への情報をお伝えすることや場合によっては、紹介や他機関との連携を行い、多方面での援助も行います。
このように親面接を通して、子どもへの援助を行いますが、それだけではありません。
それは、私達心理カウンセラーは目の前にいる人、つまり親面接ではお母さん、お父さん自身が抱える悩み、問題にも向き合います。親とは、子どもの問題を抱えながらも、育児、家事、仕事、家庭など様々な立場、活動を行なっています。その中で、育児への自信、仕事へのストレス、家庭環境、人間関係など、子どもだけではなく、親である自身にも悩みを抱えやすいです。そのため、親面接では子どもの問題はもちろん、お母さん、お父さんが抱える悩みや問題も含めて心理カウンセリングを行い、援助していきます。
親とは、子どもの親であり、1人の人間です。親である前にかけがえのない1人の人間です。親しての人生であり、1人の人間の人生でもあります。私は、お母さん、お父さんという親の立場として、そして1人の女性、男性として向き合い援助していくことが心理援助職として大切であると感じます。
今、お子さんの問題について1人で抱え込み、誰に相談することもできず、悩みを抱えられている方、岐南カウンセリングルームにてお待ちしております。