
内田裕之です。
不思議な出会いがありました。
そもそものきっかけは、私が去年出版した「心理アセスメントの常識」という本です。
あまり売れ行きがよろしくないですが、Amazon書評にうれしい投稿が3本、載りました。
心理臨床を志して日々精進しておられる方々からの率直なお気持ちのこもった文章でした。
人生であまりほめられる経験をしてこなかった私は、百万の援軍を得た気持ちになりました。
その後の出来事です。
こんな連絡が入りました。
お一方は、関東都市部で活躍しておられるキャリアも十分にある臨床家の方からスーパービジョンのご依頼がありました。
拙いながらも経験を積んできた私から伝えられることを伝えていって、是非ともその方の臨床が少し楽になり、仕事の充実感をより感じていってもらえたら、とお引き受けしました。
もうお一方。
私が謝辞の中で挙げた同業者の友人の名前。
この人はもう故人ですが、私が若かった頃から一緒に研鑽を積んで、刺激し合い、友人としても親しくさせていただいて尊敬している畏友です。
その名前を私の本の中に見かけられて、連絡をしてこられました。
その亡き友人の心理療法を受けた方と縁故のある方でした。
私の友人について、人柄と心理療法への姿勢を聴きたいとおっしゃって、これまた関東圏からわざわざ私のカウンセリングルームまでいらっしゃって、4時間お話をしました。
満足していただけたようで、かつ私に友人の残した仕事のお手伝いを依頼されました。
大歓迎でご協力することにしました。
本を出版して、こんなことにつながるんだ、と驚きつつもうれしく思っています。
まだ読まれていない方は、専門書ですが、お手に取ってみてください。
遠見書房刊「心理アセスメントの常識」という本です。
私の臨床に対する考えの一端を述べました。
大学教員を辞職して研究職からは離れましたが、今後も執筆活動は続けていきます。
予定では、内田裕之著作集全12巻、別冊3巻を執筆する予定(つもり?野望?目標?課題?)です。
あと14冊です。
少しずつ形になってきています。
今、2冊の準備をしているところです。
命尽きるまで、身近な理解者の応援も得ながら頑張っていきます。
今後、物書きとしての私も応援してください。

